2012/03/12

ポストPC

Wiredの記事を読んで自分の考えたことを書いてみます。

ポストPCという時代を想像してみて、自分なりに魅力的で可能性を感じるのは以下のことです。

・インターフェースの革命
・コミュニケーションツールの発達
・ライフスタイルの進化(ユーザー目線で)
・仕事スタイルの変化(開発者目線で)


インターフェースの革命
まず、iPadのiPhotoの紹介動画をみても(iPad2持ってないから現時点では体験できず)、その操作性の進化がきになる。
昔は自分も「マルチタッチとか言うけど、タッチパネルでしょ。手触りがないなんてインターフェースとしてダメだ」と思ってたのですが、iPhoneを使い続けていくうちに、デメリットよりもメリットの方が大きいということに気がついてきました。

また、タイミング的によいというのもあるとおもいます。昔AppleがNewtonを出したときも、かなり魅力的だったのですが、この時代では限界があったと思います。
今は、アニメーションも60fpsを出せるスペックがiPhoneやiPadで実現できてる。そこにはOSやハードウェアの開発を頑張ったこともあるんでしょうが、当然Newtonの時代ではそれはあり得なかったですね。60fps以上の重要性については、他でも語られてると思いますので、ここでは書きません。

あと、インターネットを介したコミュニケーションの文化がちょうど世界に広がっているというというのもありそうですね。僕自身iPhoneをきっかけにTwitterを使うようになり、その後Facebookも使うようになりました。Macだけではこんなに使うようにならなかったと思います。

つまり、タッチパネルの魅力はモバイルという概念によってその利用価値が高まってるわけです。ペンを持たないと使えないハードウェアではこのような革命はありえない。ジョブスが熱弁したKeynoteを思い出します。

新しいRetinaのiPadの登場やiOS6あたりの登場を考えると、これからのマルチタッチインターフェース上のGUIの発展がとても気になります。脱マウス、脱キーボードの時代にどういう感じに様々な操作を行うのか。様々な作業をこなすのか。とてもきになる。

使うものだから、急な変化は難しくて、徐々に慣れていく必要があるんだとおもう。現在のAppleが作り出している良質な製品でさえ、不満の声が発表のたびにあがる。使い始めて評価が上がるの連続。使ってみないと良さは理解できないものらしい。

コミュニケーションツールの発達
TwitterやFacebook、Flickr、Blogger、iCloud、Instagram、Path、Evernoteあたりが、僕が使っていきそうな既存のサービスですが、この先Webサービスの産業は発達していくと思います。そうなると、もっと多くのサービスが登場し、その中で自分が使いたいサービスもどんどん増えていきそうです。
例えば、想像するに、僕がつきあいのある友達が全員スマートフォンに切り替わるのは、そう遠くない未来だとおもいます。そうなって、全員がネットでファイルのやりとりができるようになると、写真の共有も楽ちんになりそうだし、FacebookやTwitterでもつながっていくと、遠方の友達なんかとの距離が縮まって楽しくなりそう。会う機会も増えると思います。
Instagramなんかでは、日頃知り合わないような人たちとコミュニケーションをとってます。これも楽しい。写真撮るのも楽しくなるし、生活そのものも変わっていきます。
現状でも、2年ほどまえとは大きく違うコミュニケーションを得ています。この先もっと変わっていく。そこに大きな期待があります。

ライフスタイルの進化
上記のコミュニケーションツールが発達すると、ライフスタイルが変わると思います。例えば、旅をするにもネットで事前に調べていくことで、可能性が大きく広がります。それと同じ方向性で多くの変化が期待できます。
Instagramで自分自身に起こった変化を紹介します。
例えば、休日を過ごすなかで、「ホットケーキを食べよう」ってことになりました。そんなときも、適当に作って適当に食べるのではなく、ちゃんと盛りつけて、写真を撮るために意識しました。そんなたいした写真はとれませんが、一応紹介。

これをInstagramに投稿した。

これは投稿してないやつ。

ひな祭りの写真。Instagramの為ではないけど、写真に残すために綺麗に盛りつけ。Instagramにも投稿。

なんかちょっと気持ちを高めていくと、日頃の生活も変わるという例のつもり。コミュニケーションツールが変わるとこういう変化も起こる。もっと直結的なことだと、捨てようと思ってたもののもらい手が見つかったりとか、もっと大きな変化も。

仕事スタイルの変化
僕はMacやiOSの開発者。だから、直結して仕事が変わりそう。僕がしたい生活は完全に場所に依存しないこと。今は、川崎に住んでるから東京の仕事の場合は会って打ち合わせとかもできます。でも、家にいて仕事したいときは、外に出かけるだけで時間とモチベーションが浪費されることもある。もっと場所に依存しないで、自分の仕事に没頭したい。
家族との時間も重視したいから、ますます場所に依存しないのが望ましい。
iOSやMacがこの先どんどん発展して、おそらく融合していく未来。その未来はおそらく、ポストPCの未来だとおもいますが、その時代にうまく乗って行けたらいいなーと漠然と思います。

まとめ
ポストPCは、皆さんと同様モバイルの未来、マルチタッチの未来だと思ってます。
きっと、すごい変化がくる。既存の多くのものが崩れるはず。新しい多くのものができあがるはず。その変化が既存の多くの人の仕事に影響を与えるので、一気に変化することは考えにくいけど。
変化することはいいことだと信じてるので、僕は変化に一票投じたい。

1 件のコメント:

  1. アップルが先導する「ポストPC」革命の意味―【私の論評】現実は、もっと凄まじいことになる。日本のメーカーは覚醒せよ!!
    http://goo.gl/56cAC
    こんにちは。アップが先導する「ポストPC」革命という記事がwiredに掲載されていました。確かに私も、自宅では、ほとんどパソコンを使わなくなりました。インターネットの閲覧はほとんどiPadです。ブログを書くのもiPadです。動画を見るのは、AppleTVか、iPadの動画をAirPlay経由でテレビに映して見ます。しかし、現実にはもっと凄まじいことがおこりつつあります。iPadなど、クラウドにつなが一デバイスの形式に過ぎません。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。

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